カーボングラファイト製鍋の特性
炊く
火にかける時間は土鍋の半分。 優れた熱伝導率により急速な加熱炊きが可能。 米の表面は糊化させずしっかりと仕上げ、中はふっくらと炊き上げます。
焼く
１００パーセント無垢のカーボンを使用しているため、熱が均一にムラなく伝わり、炭火のような焼き味が実現。 旨味を中に閉じ込めます。 また優れた遠赤外線効果で素材の味をしっかりと引き出します。
煮る
お肉を煮れば、旨味を閉じ込め柔らかく、お野菜は色鮮やかに仕上がります。 素材の味を活かした煮込み料理が得意です。 遠赤外線効果と優れた熱伝導率が美味しさの秘密です。
蒸す
無水調理が可能。 食材から出た旨味を逃さずお料理に閉じ込めます。 みずみずしくジューシーなお料理に仕上がります。
ご使用いただく前に
- はじめに中性洗剤を含ませた柔らかいスポンジで軽く洗ってください。耐熱コーティングの特性上、底面や側面に触れると黒く成分が付くことがあります。周囲に付かないよう気を付けてください。
- 高い所から落としたり、激しい衝撃を与えたリすると破損します。 お気を付けください。
カーボングラファイト製鍋と上手に付き合っていくには
- 火加減は製品のサイズ、調理法に合わせて調節してください。 熱伝導率と保温性の高いカーボングラファイト製鍋では中火から弱火で十分調理可能です。お湯を沸かす際など、水分が十分入っている状態であれば強火で使用しても問題ありません。鍋の底面からはみ出す火力は禁物です。
- 調理は 6 ～ 7 分目の量で。 吹きこぼれの原因にもなリますのでサイズにあった容量での調理をお勧めします。鍋の 6 ～ 7 分目の量が調理には適量です。
- 金属製の器具は使わない。 表面のフッ素加工にキズをつけてしまう恐れがあリます。へら、菜箸、お玉などの器具は木製やシリコン製のものをお使いください。 また、激しく擦ったり、鋭利なもの（フォークやナイフ等）の使用はお避けください。
- 無水調理の場合。 無水調理が可能ですが、頻繁に蓋を開けたり強火で加熱すると焦げの原因になりますのでお気をつけください。
- 使い終わったら水気を取って保管。 洗った後は乾いた布でよく水気を拭き取ってください。
- 蓋をあけるときは。 蓋の裏側には食材の旨みを含んだ水滴がたまっています。蓋を開けるときはこの水滴を逃がさず、しっかリ鍋の中に入れましよう。
ご使用上の注意
表記事項は安全にご使用いただくために必ずお守りください。 注意事項を守らない場合、鍋の破損、ヤケドやケガの危険があります。
- 耐熱コーティングの特性上、底面や側面に触れると黒く成分が付くことがあります。周囲に付かないよう気を付けてください。
- 火にかけたままその場を離れることは大変危険です。調理中はそばを離れないでください。
- 調理中 · 調理直後は鍋本体や蓋、取っ手部分が大変熱くなリます。必ず鍋つかみを使用ください。
- 縁まで水等を満たした状態で使用しないでください。
- 熱源に炭はご使用いただけません。
- ストーブの上で使用しないでください。
- 空だきをしないでください。フッ素樹脂加工の耐熱温度は 260℃です。260℃を超えると、分解ガスが発生しますので、空だきしてしまった場合は十分換気してください。また、空だきをした場合に水等をかけて急冷しないでください。破損の原因となります。
- 調理中の鍋や蓋に顔や手を近づけないでください。蒸気によりヤケドをする恐れがあります。特に乳幼児やお子様には触らせないように注意してください。
- 不安定な場所や熱に弱い敷物の上では使わないでください。転倒によりケガ・ヤケド・火災の原因になります。
- お手入れは鍋や蓋が十分に冷めてからおこなってください。
- ご使用後はよく洗い、十分に乾燥させてください。
- 漂白剤、スチールたわし、メラミンスポンジ、磨き粉などは使用しないでください。食器洗い乾燥機をご使用の場合も漂白剤を使用した洗浄は避けてください。
- 焦げ付き等を落とす際は金属性の固いもの等を使用しないでください。
- 揚げ物等の料理の際、油温を 200℃以上に上昇させないでください。
- 高い所から落としたり、激しい衝撃を与えたリすると破損します。
- 廃棄する際は、各自治体の指示に従い分別してください。
よくあるご質問
- カーボングラファイト製品の特徴を教えてください。
- カーボングラファイト製品は鉄やステンレス製品などに比べ、熱伝導率に優れています。そのため鍋全体に素早く熱がいきわたり、ムラのない調理が可能です。また35℃以上に温めることで遠赤外線が発生します。この遠赤外線が美味しさの秘訣です。
- IH は使用できますか？
- カーボングラファイト製品は IH での調理が可能です。
- コーティングが剥がれてしまいました。剥がれや欠けの原因は何ですか？
- 鋭利な金属、漂白剤、スチールたわし、メラミンスポンジ、磨き粉などの使用により内部コーティングが剝がれてしまうことがあります。お気を付けください。
- 蒸気の漏れや吹きこぼれがおきてしまう。
- 火力が強すぎるか、お鍋の容量に対する食材の量が多すぎる可能性があります。
- 修理はできますか？また、お鍋の蓋だけや本体だけの別売りはしていますか？
- フッ素コーティングのリペアをおこなっています。お客様相談窓口までお電話ください。なお、割れてしまったお鍋は修理できません。また、蓋および本体の別売りも承っております。
- 表面に色むら・気泡がある。
- 本製品のコーティングはひとつひとつ手作りです。中には色むら、若干の気泡、小さな突起など表れる事がありますが、あくまでも手作りの個体差であり、品質を損なうものではありません。
- こげやこびりつきが取れないときは？
- 鍋に熱湯をはり、しばらく放置してから柔らかいスポンジで優しく洗ってください。
- 鍋や蓋が傷ついたり、欠けたり、ひび割れたりした。
- 危険ですので、ただちに使用を中止してください。
- 底部のしみや焼けあとが取れない。
- 鍋は使えば使うほど見た目が変化します。こげやしみのつきかたも、使い方により様々ですので使い込むほどにご自分だけの鍋になっていきます。その変化を『味わい』としてお楽しみください。
- 料理が黒っぽく仕上がった。
- フッ素コーティングが剥がれてカーボンの成分が染み出ていると考えられます。口に入っても影響はございませんが、コーティングのリペアが必要ですので、ただちに使用を中止してください。
