美味しいごはんの炊き方

 


【白米の炊き方について】

お米の炊き方は十人十色、お好みによって様々です。
やわらかめが好きな人、かためが好きな人、それぞれ炊き方が違います。
炊く時間も火の強さによって変わります。
浸水時間も違いますしザル上げをする人しない人もいます。

お米は生き物ですので、温度が高くなると発芽してしまします。
できるだけ、11度以下に保ってください。

弊社では、基本的な炊き方をご紹介しております。

 


1.お米の仕込み

お米は精米した状態で、お米の周りには旨味成分で包まれています。

①お米を洗うコツ
・お米の周りの旨味成分を逃がさない
・お米を傷つけない
・撫でるようにやさしく洗ってください
・洗うのは流水で直接お米に当てない
・1回で十分です

②浸水のコツ
・できるだけ冷たい水に浸水させてください
・浸水時、冷蔵庫にいれるとベター
・流水で良い
・20分以上冷蔵庫で浸水させます
※30分浸水するのが良いと言う料理人が多いです
※浸水した水に旨味成分が出てるのでそのまま使う方もいらっしゃいます

③ザル上げ(お好みで)
・浸水した水をゆっくりザルに上げます
・約90分水気が無くなるまでザル上げします
・ザルを傾けてできるだけ早く水を流してください
・水気が無くなったらボールにザルを入れて冷蔵庫に入れます

※ザル上げは賛否両論ですが、釜飯(炊き込みご飯)をする場合は弊社ではザル上げを推奨しています。

 


2.お米と水の配分

お米と水は1:1が基本です。
1合150g(180cc)に対して水180ccです。
ザル上げした状態では水を含んで容量が増えますが水の量は、以下のようになります。

①水の量
・硬めのお米を好む方  ・・・お米1に対して水1
・普通のお米を好む方  ・・・お米1に対して水1.1
・軟らかいお米を好む方 ・・・お米1に対して水1.2

 


3.お米を炊く

火の強さによってお米を炊く時間が変わります。
IH調理器具、ガス火、の炊き方について説明します。
※固形燃料で炊く場合、30gの固形燃料が燃え尽きたら食べごろです。

<IH調理器具>
①電源を入れたら、一番強い温度にします
②沸騰するまで待ちます(1合:約2分、3合:約3分30秒)
※ポイントは沸騰した瞬間に温度を下げることです。
沸騰前で弱火にする人もいます
※沸騰するまで蓋をあけて状態を見ても炊き上がりに差は出ません
③弱火は、2に合わせます
※水蒸気がポコポコ上がる程度の強さがベストです
④水気が無くなるのを待ちます(1合:約6分、3合;約6分)
⑤泡が無くなる頃が火の止めめ時です

<ガス火>
①火の強さは、鍋の底の外淵から火が出ない程度で十分です
②沸騰するまで待ちます(1合:約2分弱、3合:約3分)
※ポイントは沸騰した瞬間に温度を下げることです。
沸騰前で弱火にする人もいます
※沸騰するまで蓋をあけて状態を見ても炊き上がりに差は出ません
③弱火は、火が消えかかるギリギリ弱めで十分です
※水蒸気がポコポコ上がる程度です
④水気が無くなるのを待ちます(1合:約5分、3合;約5分)
⑤泡が無くなる頃が火の止め時です

ガス火で炊く場合、氷を20ccほど入れると炊きあがりが良いです。
※水の中に氷を入れて測るのがコツです。

水気が無くなってから火を入れ続けるとお米が硬くなるので注意してください

<固形燃料>※1~1.5合炊きのみ
①固形燃料は、夏は25g冬は30gをご使用ください
②固形燃料に火を付けます
③火が消えれば出来上がりです(1合:約15分)
④お好みで蒸らしてから召し上がりください

△注意 固形燃料で炊く場合、風に当たると火力を損ないます。
風に当たらない場所で炊くことをお勧めします

 


4.蒸らし

お米が炊けたら、数分蒸らすことでお米が美味しくなります。
炊けてすぐにでも食べられますが、蒸らしはしてください。

目安は、1合:約5分、3合:約6分

慣れるまではこの目安で炊いていただくことをお勧めします。

 


補足.おこげ

おこげは、火を止める前に強火にすると作れます。
1合・・・10秒
3合・・・20秒

火を入れすぎないようご注意ください。